Kensington SlimBlade Trackballの支持球,スイッチ交換

長らく気に入って使用しているSlimBlade Trackball(SBT)ですが,人口ルビーのの支持球がすり減って操球感が落ちてきたので支持球を交換しました.また,支持球の交換で分解したついでに4つのスイッチをオムロン製D2F-01Fに交換しました.

支持球を交換

分解のため,まずは背面のゴム足を剥がします.四隅と中央の円形のゴムを外すと計7個のネジが姿を表します.

SlimBlade Trackball背面

7箇所のネジをすべて外すと上面と下面の2つに分けることができます.接続用のUSBケーブルは下面のパーツを経由して上面の外装に固定されている基盤に接続されています.

上面と下面に外装を分離

このままでは作業ができないので,上面の外装から基盤を外します.3箇所のネジと2本のフレキを外せば基盤が外れます.画像は,上面の外装から基盤を外して下面の外装の上に置いた形.

下面外装と基盤

上面の外装から基盤を外すとこのようになっています.ボールの側面にX軸とY軸それぞれ1箇所ずつ回転を計測するセンサが付いています.通常,ボールを外したときに穴から見えるあれですね.

上面外装

取り外したセンサ.

ボールの回転検出用センサ

ここで,ボールを入れる大きな凹みの側にある3つのネジを外すことで支持球を交換することができます.ただし,画像で右上のネジはそのすぐ近くにある基盤と干渉して外すことができないので,基盤も外してしまします.ネジを外して裏(通常使用時の表)から支持球を押してあげれば外れます.

支持球固定用ネジを外した上面外装

支持球を取り外して.新しい支持球をはめてから同じようにネジで固定すれば支持球の交換は終了です.
今回は白いセラミックボールを使ってみました(清掃の目安にしやすいので黒など色付きのほうが良さそう).

スイッチを交換

次に,スイッチも交換してしまいます.
交換するスイッチは冒頭でも述べたオムロン製のD2F-01Fです.お馴染みのスイッチですね.秋月電子で1つ140円でした.これを4つ使用します.

オムロン製スイッチ D2F-01F

外した基盤に4つのスイッチが付いているのでまずはこれを外します.はんだ付けされているだけなので,やや手間はかかりますが綺麗に外れます.

加工前の基板

外すと画像のような感じ.

スイッチを外した基板

ここに新しいスイッチを着けます.ただし,そのままでは足が1本多く基盤に干渉して着けられないのでニッパーなどで切断してしまいました.
以下の画像のように足を1本切断すれば大丈夫です.どの足を切断するかは,商品の仕様書からも確認してください.

加工前のスイッチ D2F-01F
加工後のスイッチ D2F-01F

足の数を揃えると綺麗に基盤に収まります.あとはこれをはんだ付けして,基盤を外装に固定し直したらスイッチ交換も終了です.

スイッチ交換後の基板

最後に動作確認をしてからネジを元通りに締め直して完成です.
支持球を交換したことで滑りも良くなり,スイッチ交換によって軽い力でスイッチを押すことができるようになりました.スイッチの長寿命化も期待しています.

SlimBlade Trackball(加工済み)

今回は以上です.

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